藤間新宮 「てまりの会」 かわら版

 

平成26年 藤間流 藤盛会関西支部勉強会

 今年も関西支部勉強会が国立文楽劇場にて開催されました
   新宮先生始め先生方の長唄「君が代松竹梅」で幕が開きました
   「新宮の会」から藤間新左と藤間新文が出させて頂きました
   演目は2作品共 新宮先生の師 藤間良輔先生の振付です
   大変難しい作品ですが 新宮先生のご指導を受け勉強させて頂きました


長唄  「君が代松竹梅」

藤間新宮師

御祝儀舞としてよく知られる作品です


        


長唄 「新曲浦島」
 
藤間新左

藤間良輔師振付
大海原の移り行く自然の様々
朝明け 夕べの帳 穏やかな凪の浜辺 岩に砕ける荒波と夕嵐 
趣ある舟歌に老いた漁師の日々も浮かぶ
細やかな情景描写と表現の格調高い作品です
  箏曲 「四季に寄せて

藤間新文

藤間良輔師振付
四季折々の風情 思い出を
嫁ぐ前の少女の心境と織り交ぜて
 詩情豊かにお琴と俳句に載せて表現された上品な作品
 大変珍しい演目で良輔先生の代表作の1つです

 

 


小学校のクラブ授業の指導

大阪市立住之江小学校において
日本古来から伝わる 伝承古典芸能に触れるクラブ授業の一環として
藤間新宮師が指導に当りました
生徒の中には着物 帯 足袋 扇子などに初めて触れる子供も多く戸惑いも有りましたが
毎回の練習の中で 日舞だけでなく 挨拶 正座 着物の畳み方など
普段の生活では中々味わえない貴重な体験をする事が出来ました
25名と予想以上の大勢の希望生徒でしたが 限られたクラブ時間の中で 毎回真面目で熱心な態度で励み
2回のクラブ発表会は一生懸命に楽しく踊る事が出来ました
多くの生徒の前で舞台に立つ経験は 貴重な思い出となるでしょう
その日は学校地域の方々が 生徒の着付けの手伝いに駆け付けて下さり
1年間の成果を共に喜んで頂きました
学校と地域の皆さんとの信頼が強く 子供達の為ならと 身近に伝統芸能に触れる機会を応援をしてくれます 
生徒達の熱心で真面目な態度と明るく楽しい笑顔に接して 
歴史ある文化を味わう機会を提供し
これからの次世代を生きる若い子供達に引き継いでいければと願っています


長唄  「菊づくし」



部長挨拶 無事に幕が下りました 緊張のあと 爽やか笑顔です






なんば 新歌舞伎座 さよなら公演


平成21年 6月 30日  於 大阪なんば新歌舞伎座

お城のような建物で親しまれた 「なんば新歌舞伎座」が 51年の歴史を閉じました
この記念すべき大千穐楽の日に さよなら公演として 名流舞踊会が開かれました
「新宮の会」から藤間千宮と藤間新左が出させて頂きました













なんば新歌舞伎座 名流舞踊会 プログラム お別れの垂れ幕

           
         長唄 「藤娘」 藤間千宮
   清元 「傀儡師」 藤間新左
















藤間流藤盛会関西支部勉強会

藤間流藤盛会関西支部勉強会に 「藤間新宮の会」から 藤間千宮と藤間新左が出させて頂きました
演目は千宮が「四季の花」 新左が「江戸風流」 
2作品とも新宮先生の師 藤間良輔先生の作品です
「四季の花」「江戸風流」とも大和楽で その美しい名曲に 
良輔先生が四季折々の花々や 江戸の有様を 情緒豊かに 生き生きと描写され
風情のある楽しく上品な作品に仕上げられました 
難しい演目で 稽古では新宮先生に大層ご苦労を掛けましたが
未熟な2人にはとても貴重な勉強をさせて頂きました



       大和楽「四季の花」 藤間千宮                          
大和楽「江戸風流」 藤間新左                 

    
                                                                                                                                      




 

新宮の会 「ゆかた会」に 落語家「桂 文三」さんをお呼びして


暑さが厳しかった夏の終わりに 新宮の会 「ゆかた会」が 開かれました
    「新宮の会」社中による 日本舞踊の おさらい会の後
   新進気鋭の落語家 「桂 文三」さんを お招きしました
   文三さんの熱演で 会場は大笑いに包まれ
   暑さも忘れて 「古典落語の世界」に聞き入りました
   天性の才能と容姿に恵まれ 明るく 品よく 情緒ある話芸は 
   これからの落語界を担う 大きな期待の星です
   「繁昌亭」「 ワッハ上方」 TV出演等 多数ご活躍の中 
   日舞もされるとお聞きし 一度拝見できる機会があればと思います
桂 文三師匠 襲名披露興行     於 なんば花月 「民の炊煙」で有名な高津神社内の
       文枝師匠の碑
 


「社会見学 粉浜小学校の生徒さん」 の 訪問を受けて
新宮の会教室の稽古場 多目的ホールに 粉浜小学校の生徒さんが訪問されました 
地域の人々が利用している所や商店街等を社会見学の一端として学ばれています 
生徒さん達熱心にメモとり乍ら 日本舞踊についてお話を聞いていました 
そして体験として踊りの先生から 「槍奴」を習いました 
わずかな限られた時間でしたが 皆さん大変珍しく楽しい体験となったようです 
担任の先生のご指導も行き届き とても行儀の良い皆さんで驚きました 
後日 校長先生からご丁寧なお礼のお手紙も頂きました 
未来のある子供達に日本の素晴らしい歴史ある文化に触れる機会があればと思います 

また体験に来てください
初めて触れる日本舞踊 最もよく使われる小道具「扇子」の説明 和の文化一般についてお話を聞く生徒さん
まず 正しいお辞儀から習いました  手にとって開けたり閉じたり 「チョット難しい」 皆さん 正座で大変お行儀の良い事